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このページでは、現地調査の様子をお知らせします。山の境界や山の現状を調査し、その後の山の手入れをする為の基礎的な データとなります。 |
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檮原町にある林齢38年でヒノキの約7ヘクタールの森林を、午後2時前から午後5時過ぎまで、境界杭の確認や標準地での樹高、胸高直径、素性などを調査しました。上り口が分からず、とりあえず、谷川を登り山に入る道を探しました。道を探すことが出来ずに、苦しい一日の始まりとなりました。谷川は綺麗で、一幅の絵画のようでありました。上の地図では、@の位置です。 |
道が見つからない結果、かなりの勾配の山肌を這うように登りました。この日は、担当者と私 三人で現地へ行きました。この写真は、調査に随行した私の姿ですが、日頃の運動不足が如実に現れ、息も絶え絶えになりました。この日の宿屋での生ビールが美味かったこと。苦あれば、美味ありとはこのことです。宿屋の女将さんが、我々がビールを飲む様を「この人らのビールジョッキには底がない」と表現しました。上の地図では、Aの位置です。 |
この山の全体の状況の様子です。過去に間伐も実施しており、いわゆる下草も生え、一定、手入れが行き届いていると感じられました。担当者の報告書には、「谷筋等では下層植生が見られない個所もあったが、早急に間伐が必要であるとは思われない。契約期間延長しないのであれば、伐期の10年前に1度間伐しておいたほうがよいと考える」とありました。まだ、境界杭は一本も見当たらずに懸命に一本目の境界杭を探している状況です。 |
前の写真などでこの森林の全体の状況をお知らせしました。その中で、担当者の報告書中、「谷筋等では、下層植生が見られない個所もあったが」とありましたが、その下層植生の見られない個所の様子です。他の場所より日当たりが悪いようですが、何故、他の場所のように下層植生がないのか、よく分からないところがあります。上の地図では、Bの位置です。 |
境界杭を見つけました。この人物の足元にあります。そして、モバイルマッパープロと呼ばれる器具(値段は30万円ほどするそうです。高い!)で、GPSを利用して、この杭の緯度経度を測定しているところです。誤差は、1メートル以下と言うことです。この日は、15本あるはずの杭のうち、7本を確認することができました。 |
先ほどの道を少しづつ登っていくと、この祠にたどり着きました。山の神を祀っているのだろうとのことです。時々、この様な祠を見つけることがあるそうです。そして、この道もこの祠まででした。この道は、この神様への参道でしょうか。この祠の後ろには、大きな木が2本ありました。多分、神木だろうと推察されます。この木々を残してヒノキを植林していました。上の地図では、Dの位置です。 |
標準地での森林の状況を調査しているところです。胸の高さでの直径(胸高直径といいます。地上から約120センチ位の高さ)、木の高さ(樹高といいます。)、木が曲がっているか、真っ直ぐかを調査しています。因みに、この写真は、仰角を利用して樹高を測定しているところです。担当者の報告書によれば、平均立木本数は1ヘクタール当り1400本、平均胸高直径24.9センチ、平均樹高15.9メートルとありました。上の地図では、Eの位置です。 |
上の地図では、Fの位置です。この日は雨模様で日も暮れかかり、森の中も暗くなってきましたので、先ほどの祠まで下り、そこから、道を歩いて降りていきました。本当に楽でした。画面の右側にみえる石垣の上は、お墓が幾つも並んでいました。ところが、行き着いたところは、人家で、おまけに戸を開けて出る以外に、すぐ下の県道に降りていく方法がありませんでした。オロオロしていると、下のほうから「戸を開けて、家の中を通れや」と、オンちゃんの声がしました。地獄で仏とはこのことです。戸を開けて風呂場の前を通り、庭に出てやっとのことで県道へ出ることができました。お疲れ様でした。 |